Synology NAS(DiskStation DS223j)でSnapshot RepliCationアプリを使う。

Snapshot RepliCationアプリについて

Snapshot Replication(スナップショットレプリケーション)アプリを利用するには、Synology NASが「Btrfs」ファイルシステムを使用している必要があります。DiskStation DS223jは、「Btrfs」をサポートしています。

Synology NASが1台の場合、Replicationは利用できませんが、Snapshotは利用可能です。
Snapshotを取得できるのは、NASに保管されたデータのみであり、PCからのSnapshotは取得できません。

Snapshot(スナップショット)は、指定した時点でのデータ全体の状態を取得する機能です。スナップショットは取得時点のデータを記録するため、その時に取得したデータは、その後の変更は反映されません。スケジュールを設定することで、指定した時点でのスナップショットを継続的に取得できます。

※ スナップショットで取得されるデータは、実際のファイル内容そのものではなく、その時点で存在するファイルやフォルダの変更点を記録するものです。スナップショットを作成することにより、ファイルやディレクトリの状態(ファイル名、サイズ、作成日時、変更日時、構造など)をその時点で保存します。

※ スナップショット取得元のデータ(例:homesのデータ)が存在しないと、スナップショットだけでは、データ(例:homesのデータ)を復元する事はできません。

初回のスナップショットでは、全てのファイルやデータの状態が記録されます。ファイルの配置や存在するファイルの情報が記録されますが、実際のファイル内容をすべて複製するわけではありません。スケジュールによるスナップショットでは、前回取得した時点からの変更点(差分)のみが記録されます。

Replication(レプリケーション)は、スナップショットを別のNASに保存することを指します。別のSynology NASが必要です。(synlogy NASが1台の運用だと利用できません)

スケジュールで取得したスナップショットには、保存期間を設定することができます。

<例> 毎日23:00にスナップショットを取得する場合、1年間で365個のスナップショットが作成され、その時点の日のデータに戻すことができます。保存期間の設定により、例えば3カ月間毎日スナップショットを保持し、それより以前のスナップショットは月1回の頻度で残すなどの設定も可能です。

DiskStation DS223jは、イミュータブルスナップショットには対応していません。
※ Plusシリーズのモデル以上で対応しているようです。
イミュータブルスナップショットで取得したスナップショットは、管理者権限を失われても、管理者でも削除することができないスナップショットを作成します。最大30日間まで設定できるそうです。ランサムウェア対策に有効そうですね。
ランサムウエア対策を利用したいのであれば、Plusシリーズのモデル以上が良いですね。

NASが1台での運用について

バックアップタスクだけでも世代管理の設定がしてあれば、誤削除・上書きミスの対策は可能です。
スナップショットは復元が速く、時系列での管理もできとても優秀です。
「DiskStation DS223j」は、バックアップタスク+スナップショットを利用できるので併用するのがより最強です。

  • PCからNASへのデータバックアップ
    「バックアップタスク」でNASへ保存する。
  • synology Drive Clientの同期タスクでPCへ同期を作成する。
    ・双方向同期
    ・オンデマンド同期は利用しません。(ディスク容量を削減せずにPCにデータをコピーします)
    ・ヤモリは複数PCを利用しています。また、現状、外部HDDやクラウドバックアップを利用していません。
     現状は、データのバックアップも兼ねて、オンでマインド同期は利用していません。
  • NAS内のデータを誤って削除した場合に備え
    「スナップショット」を作成する。
  • NASが壊れた時の対策(NASが壊れるとデータは失われます)
    さらに外部HDDやクラウドへバックアップする。
    NASが壊れた場合は、スナップショットも利用できなくなります。

Snapshot Replication(スナップショット レプリケーション)を設定する手順

Snapshot Replicationのインストール
  • 「DSM」へ管理者アカウントでログインします。
  • 「パッケージセンター」を開きます。
  • 「Snapshot Replication」を選択します。
  • 「インストール」をクリックします。
スナップショットの作成
  • インストールした「Snapshot Replication」アプリ を開きます。
  • 左側メニューから「スナップショット」を選択します。
  • 「スナップショット」タブを選択し「作成」をクリックします。
  • スナップショット」を取得する「共有フォルダー」を選択します。
    例:「homes」「music」など
  • 「スナップショットの作成」を「クリック」します。
  • 設定画面の「スケジュール」タブを選択します。
    ☑ スナップショットの予定を有効にする。
    をチェックします。
    例(スナップショットを取得したいタイミングを設定します)
    日にちを選択:毎日
    初回実行時刻: 00:00
    スケジュールサイクル:毎日
    最終実行時刻:00:00
    ※ 例では1日1回0:00に取得する設定です。(1時間毎も可能です)
  • 設定画面の「保持」タブを選択します。
    ☑ 保持ポリシーを有効にする
    をチェックします。
    ● 詳しい保持ポリシー
    を選択し「ルールの設定」をクリックします。
    「ルールの設定」画面が開きます。
    「時間」「日」「週」「月」「年」に必要な保管ルールにチェックをつけます。
    例 :
    ☑ 最新スナップショット保管日数 30日
      過去30日間設定した時間のスナップショットが保管されています。
      今が2月だとすると、1月分が30日が保管されれいます。
    ☑ 最新スナップショット保管日数 12週
     過去12週間設定した時間のスナップショットが保管されています。
     詳しくは、ルール設定画面のヘルプ(詳細はこちらから)を参照して下さい。 
  • 「OK」ボタンをクリックで完了です。
    これで定期的にスナップショットが自動取得されます。
レプリケーション(別NASへ転送

今回は、別のSynology NASが必要なので記載しません。
スナップショットからの復元
  • 「Snapshot Replication」アプリ を開きます。
  • 左側メニューから「復元」を選択します。
  • 「共有フォルダ」タブを選択し復元したいスナップショットを選択して「復元」ボタンをクリックします。
  • 復元するスナップショットの日時を選択し「参照」ボタンをクリックします。
  • 復元したいファイルを選択します。
  • マウスを右クリックして、「プレビュー」して復元したいファイルであるかを確認します。
  • マウスを右クリックして、「ダウンロード」か「コピー先/移動先」を選択します。
  • 完了です。

他にも、スナップショットからの復元方法があるようですが、試していません。

あとがき

個人では、バックアップタスクを利用すれば、バックアップタスクのファイルの変更履歴からファイルを復元できたりするので、スナップショットまでは、利用する事がないかも知れませんね?スナップショットの前に、外部HDDやクラウドへバックアップ保存が先ですかね。スナップショットからの復元も他の方法も試したのですが、「このスナップショットに復元」がグレーアウトになってできません。「homes」フォルダーの制限ではないかと思うのですが、確認がとれておりません。
DiskStation DS223jは、イミュータブルスナップショットには対応していません。
Plusシリーズのモデルの購入したいですね。