パスワード管理ツール選びは、セキュリティーや使い勝手などを考慮して自分に一番扱いやすい、好みのツールを選定したいと考えています。今回は、「KeePass」「KeePassXC」「Bitwarden」などOSS(Open Source Software)の使い勝手と安全性などを比較します。
※ OSSはプログラムのソースコードも公開されており、安全性が高く誰でも自由に利用ができるソフトです。
※ 利用に関しては、開発元のWebページを確認して下さい。
機能 | KeePass | KeePassXC | Bitwarden |
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開発元 | Dominik Reichl https://keepass.info/ | KeePassXC team https://keepassxc.org/ | itwarden、Inc. https://bitwarden.com/ja-jp/ |
ライセンス | GPLv2 | GPLv2または、GPLv3 | オープンソース部分は AGPLv3 |
暗号方式 | AES-256 | AES-256 | AES-256 |
承認 | 完全ローカル | 完全ローカル | オプション |
クラウド同期 | プラグインで対応 | プラグインで対応 | 標準機能 |
ブラウザ統合 | プラグインで対応 | 標準対応 | 標準対応 |
2FA(2要素認証) | 対応 | 対応 | 対応 |
パスワード生成 | 外部プラグイン | 対応 | 対応 |
プラットフォーム | Windows/Linux/macOS | Windows/Linux/macOS iOS/Android | Windows/Linux/macOS iOS/Android |
モバイル対応 | 外部アプリ | 外部アプリ | 標準アプリ |
- 完全ローカル環境: すべてのデータがローカルに保存されるため、クラウドを使用したくないユーザーに最適です。 クラウドに依存しないことで、セキュリティリスクを極力抑えられます。
- 高いカスタマイズ性: プラグインを利用することで、自分のニーズに合わせた高さが可能です。特に技術者やセキュリティ意識の高いユーザーに好まれているようです。
- 軽量で高速: 非常に軽量で、低スペックのPCでもスムーズに動作します。
- クロスプラットフォーム対応: Linux ユーザーに特にサポートされており、KeePass よりもインターフェイスが洗練されています。Windows、macOS でも同様に使えるため、複数の OS を利用するユーザーに便利です。
- ブラウザとの統合が標準: ブラウザ拡張機能が引き続きサポートされており、パスワードの自動入力が簡単にできます。
- KeePass データベースとの互換性: 既存の KeePass ユーザーが簡単に移行でき、またその逆も可能です。
- クラウド同期: 複数のデバイス間での自動同期が標準でサポートされており、常に最新のパスワードでアクセス可能です。これにより、クラウドベースの便利さを享受できます。
- 自己ホスティングも可能: クラウドを使いたくないユーザー向けに、自己ホスティングのオプションもあり、柔軟性があります。