故障状況
エコ給湯器が故障しました。ヤモリの家には、キッチンと浴室に操作リモコンが設置されています。キッチンのリモコンでは、普段はお湯張りボタンくらいしか操作しません。湯温や湯量などの細かい設定は、浴室のリモコンを使います。そのため、浴室のリモコンを優先設定にしています。
ある日、突然、浴室のリモコンが暴走しました。繰り返し湯量を変更したり、「保温時間を変更します」などのアナウンスをしたりするようになりました。浴室のリモコンを操作しようとしても、すべてのボタンが反応しません。キッチンのリモコンで操作しようとしても、浴室のリモコンが優先設定になっているため、こちらも操作できません。
救いだったのは、お湯張りボタンだけはキッチンのリモコンで使えることと、浴室のリモコンが勝手にお湯張りを始めなかったことです。エコ給湯器の電源(ブレーカー)を何度かオフ・オンしてみましたが、症状は改善しませんでした。
障害部位を推測する
浴室のリモコンが誤作動していることは確認できますが、リモコンの表示や制御自体は正常に動作しているように見えます。
考えられる原因として、浴室のリモコンのキー操作ができないことから、特定のキーが押されたままになっている可能性が考えられます。故障の多くは、物理的に動くキーの不具合による場合が多いです。リモコンのキーの電気的な動作については詳しくわかりませんが、勝手に次から次へと動作が切り替わることから、リモコンの制御部がボタンを押した際の抵抗値などを検知しているのかもしれません。ただし、この推測が正しいかどうかはわかりません。
また、浴室のリモコンは水が侵入しやすい環境にあるため、キー接点に何らかの影響が出ている可能性も考えられます。
浴室リモコンの入手を検討する
浴室リモコン
「リモコン型名:RMCB-KD4」です。

ネットで検索したところ、リモコンの定価は22,000円のようです。
- ヤフオクや楽天市場では中古品の販売が見つかりました。 交換するなら新品が良いと考え、さらに検索しました。
- 1件ヒットしましたが、利用したことのないショップだったため見送りました。
- メルカリでも1件ヒットしました。定価よりは安いものの、過去の販売価格より高めでした。また、浴室リモコンでない場合のリスクもあるため、見送りました。
結局、蔵王温泉への旅行が予定されていたことや、交換後に防水コーティング剤で処理する手間を考慮し、浴室のリモコンが故障していると確定したわけではないため、修理を依頼することにしました。
メーカ修理
メーカーの修理技術者が訪問してくださいました。
状況を説明し、リモコンを確認してもらったところ、すぐに浴室のリモコンの不具合と判断されました。交換部品があるので交換可能だが、費用は浴室リモコンの部品代、出張料、技術料に消費税が加算されるとのことでした。
その場で作業していただけるのでお願いしました。作業は約1時間で完了しました。
考察
不具合のあった浴室のリモコンは、内部の状態を確認したかったので、処分は自分ですることにしました。
「やっぱり自分で交換すればよかったかな」と思いながら、リモコンの表面カバーを外して中を確認しました。ボタン部分は全体が防水シールで覆われており、その下のボタンを押せる構造になっています。シールの端が少し剥がれていました。ここから水が侵入した可能性があります。リモコン全体は防水用の透明なプラスチックケースで覆われています。下側から見ると、湯量設定の部分のプラスチックが白く変色していました。おそらくここに水が溜まり、スイッチの接触不良を引き起こしたのだと思われます。
写真を掲載します。



