年の瀬はあのりふぐです。九度山~曽爾高原~安乗岬(あのりふぐ)~渥美半島~浜名湖(うなぎ)旅行記 2024年12月

九度山に探索

和歌山県北東部には九度山町があります。
この町は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されています。

また、真田昌幸と真田幸村ゆかりの地でも有名です。
真田幸村を支えられる「真田十勇士」の物語も広く知られており、町にはやはり展示やイベントが行われることもあります。

今回は、南海高野線の九度山駅まで向かいました。
難波から急行に乗り、橋本駅で高野山行きに途中で到着です。
平日の月曜日、正午頃だったので電車も空いており、のんびりと景色を楽しみながら旅を満喫しました。

しかし、当日は残念ながら、ほとんどの施設が定休日でした。
真田幸村や真田十勇士に関する展示を楽しみにしていましたが、観光名所などが定休日で少し寂しい思いをしました。
街中の雰囲気を味わいながら、真田十勇士の活躍に思いを馳せつつ、のんびりとした時間を過ごしました。

真田幸村の徳川勢に対する武勇伝がたくさんあります。
真田十勇士は、江戸時代の講談や軍記物語など、真田幸村を英雄視する中で誕生した創作のようですね。

九度山探索は、事前の調査不足を反省しています。

曽爾高原

曽爾高原は、奈良県宇陀郡曽爾村にある美しい高原です。
10月下旬から11月中旬ごろにかけて、一面に広がる鮮やかなススキの草原が見頃を迎えます。
今回は12月に訪れたため、ススキはもう終わっているかなと思いつつ立ち寄ってみました。

平日にもかかわらず、駐車場には多くの車が止まっており、人気の高さを感じました。
今回はハイキングの準備をしていません。
前日に移動経路の途中で昼食と観光を楽しめる場所を探し、こちらに決めました。

お亀池前の休憩スペースでは、移動途中に購入した柿の葉寿司をいただきながら、広がる草原を眺めました。
自然の中での食事は、格別のひとときでした。

安乗岬(あのりふぐ)

昨年に引き続き、今年も年の瀬に「あのりふぐ」を味わいに安乗岬を訪れました。
あのりふぐだけでなく、伊勢海老やアワビなど、豊富な海の幸が楽しめるメニューが揃っています。
安乗岬では景色をたのしめ、贅沢な食事を堪能し、お腹も心も満たされる幸せなひとときを過ごすことができます。

”あのりふぐ”とは

天然のトラフグのことです。

安乗漁港などで水揚げされることから、あのりふぐの名で呼ばれているブランド名です。

伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘で収穫されます。

12月~3月が旬です。

安乗岬

三重県志摩市阿児町にある安乗岬は、伊勢志摩国立公園の一部で、太平洋を一望できるとても美しい岬です。
日の出や夕日の絶景が楽しめるだけでなく、夜には満天の星空を満喫することもできます。

岬の象徴ともいえる白亜の灯台「安乗埼灯台」は、訪れる人々を魅了します。
灯台の高さは12mですが、海面からの高さは約46mあり、存在感があります。
灯台は一般公開されており(有料)、内部に入ると階段を上って展望スペースにたどり着きます。
そこからの眺めは圧巻で、広がる絶景のパノラマを楽しむことができます。

また、安乗岬の駐車場近くには、「どこでもドア」をイメージしたユニークなフォトスポットも設置されています。
今年は、「どこでもドア」を見に行ってません。今も設置されていると思います。

車で訪れる際は、道幅が狭い箇所がありますので、安全運転で向かいましょう。

伊勢湾フェリーで渥美半島から浜名湖へ

日の出を堪能した後、宿に戻って朝食をいただきました。清々しい朝の空気とともに、心も体もリフレッシュ。

この日はフェリーの予約をしていなかったため、余裕を持って7時40分頃に宿を出発。約50分かけて、8時30分に鳥羽フェリーターミナルへ到着しました。

9時30分発の伊良湖行きフェリーに乗船します。平日ということもあり、混雑はなく、一番乗りでターミナルに到着。待ち時間にはターミナル内のお土産屋さんを見て回り、コーヒーを片手にゆったりとした時間を過ごしました。

いよいよフェリーが出発します。乗用車も2列目まで並んでいましたが、スムーズに乗船できました。車をフェリー内に停めた後は、客室へ移動。とはいえ、客室には座らず、フェリーが運航している間はデッキで景色を楽しむことにしました。

途中、神島が見えてきました。内湾側には多くの建物が立ち並び、活気ある風景が広がっています。この神島、調べてみると三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台だそうです。その事実を知り、少し興味が湧いてきました。

神島を過ぎ、しばらくすると目的地の伊良湖が見えてきました。太平洋に面したその地では、堤防に打ち付ける波しぶきが高く舞い上がり、自然の迫力を間近で感じることができました。

伊良湖に到着しました!ここから目的地の浜名湖を目指しながら、道中に道の駅があれば休憩を取りつつ進むプランです。

太平洋沿いの道を走ると、途中で美しい砂浜が目に入りました。思わず車を停めて立ち寄ると、釣りをしている方がたくさんいました。何が釣れるのだろう?と気になりつつも、その場を後にして次の道の駅へ。ここではコーヒーを買って、気分をリフレッシュ。再び車を走らせ、いよいよ浜名湖へ向かいます。

浜名湖に到着したら、まずはお目当てのウナギを食べるお店探し!早速スマートフォンで検索すると、ウナギ屋さんがたくさんヒットしてどれにするか迷ってしまいます。ひとまず最初に目に留まったお店を目指しましたが、残念ながら定休日です。

気を取り直して次のお店へ向かうと、こちらは営業中。しかし、駐車スペースが見当たりません。お店に電話をしてみると、親切に駐車可能な場所を案内していただき、無事にお店に入ることができました。

久しぶりのウナギは、やっぱり格別の美味しさ!香ばしい香りとふわふわの食感に、思わず笑顔がこぼれます。旅の疲れも吹き飛ぶような幸せなひとときでした。